子どものスポーツ障害

スポーツにおいて故障は防ぎたいもの。同じ運動をしていてもケガや故障をする人しない人がいるのはなぜでしょう?スポーツにおいて故障の多くはオーバーワーク、そして正しくない身体の使い方を繰り返してしまうことが原因です。
スポーツ障害の初期はスポーツ外傷と比べて弱い痛みや違和感程度など、すぐにスポーツに支障が出るわけではないものも多いことからすぐに治療を行わない人もいます。しかし早期に対処しないと気付かないうちに重症化していき日常生活にも支障をきたすようになってしまいかねません。
特に成長期の中高生は骨格と筋肉の成長速度が違うので注意が必要です。また骨の成長点は軟骨のようになっていて構造上やや弱い状態ですので過度なストレスが繰り返されると傷ついたり変形しやすく、スポーツ障害につながりやすいのです。
スポーツ障害を
予防するためのポイント
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①ウォーミングアップ
- 体温や代謝をあげ関節を温め柔軟にしておく
- ストレッチで筋肉の柔軟性をあげる
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②適度を心がける
- 同じ動作を繰り返し行うと各部位に負担がかかる
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③体格に応じた練習メニュ―
- 年齢ではなく個人の発育状況に合わせたメニューを組む必要がある
- 筋力トレーニングは筋肉の発達状態に合わせて行う
- 身体ができてないうちは瞬発性を養う、身体の使い方を覚えるなどメニューを工夫する
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④クールダウン
- 急激に運動を停止するのではなく徐々にペースダウン
- ストレッチやアイシングを行う
- 回復を促す整理運動も重要

熱心な子どもの中にはたくさん練習したいという子もいるかもしれませんが身体のことを考えて限度を守れるようにしてあげとほしいと思います。
そして重要なのは「バランスの良い身体づくりはバランスの良い姿勢から」ということ。
人この世に生を受けた瞬間から身体は歪み始めます。子どもでも身体は歪みを持っています。特に現代の子どもはインドアの生活が多くなったことにより体力も低下し姿勢の維持ができにくくなっています。
正しい骨格バランスで運動することでバランスの良い身体づくりができ、大人になってからも不調の出にくい身体づくりが目指せます。
当院の治療の考え方

- 骨格の歪みを正し、姿勢の改善しバランスよく鍛える
- 正しい身体の使い方を覚える
- 生活習慣の改善をし、歪みにくい・不調の出にくい身体づくり
まずはお子様の身体の歪みチェックをしてみませんか?お子様の健康は親御様次第です。